理事長あいさつ

理事長 安東英子 一般社団法人日本美しい暮らしの空間プロデュース協会

この度、『一般社団法人 日本美しい暮らしの空間プロデュース協会』を設立いたしました。
当法人を設立した目的は、「日本のお宅に優しさをお届けする人材」の育成です。

私は、2001年から福岡のテレビ局のお部屋大変身のコーナーに出演させていただき、リフォームやお片付けを手がけてきました。
テレビ放送分だけでもご紹介した数は100件を越し、おかげさまで多くの視聴者の方々からお問合せをいただくようになりました。

現在では、ブログ「素敵な暮らしの扉」をご覧頂いた全国の読者の皆様からもお電話相談や、新築・リフォームのプランニングやアドバイス、片付けや収納にお困りの方・お悩みの方からのお電話相談もお受けし、その数は5,000人を超えました。

■協会設立のきっかけ
多くの方から「片付けの仕事を伝授しては?」というご提案をいただくようになりました。
「片付けができない」「片付け方がわからない」「片付けを手伝ってほしい」という人たちのために、
「片付けのアドバイザー」としてお役に立ちたいと考えている人が、きっとたくさんいるはず……
そういう方々に対して、私が長年に積み重ねてきたノウハウを伝授してみてはどうだろうか、ということでした。

私は、この提案をお受けしてから、多くの方々にもぜひ「片付けのプロになっていただきたい」
という思いを胸に抱き、その実現に向けて一歩ずつ進んでまいりました。

いまは資格の時代です。収納に関する様々な資格制度が誕生しています。
当協会はその中でも一番ハードルが高いかもしれません。
それは本物を求めているからです。

アドバイザーは、お客様からお金をいただき、片付けや収納のアドバイスに伺います。
自分の家を片付け、収納することとは大きく違います。

片付けのプロとして実力があるか……アドバイザーとして適任であるか……は、アドバイザーの資格を付与する上で一番大切な部分です。

お客様のお宅の状況は、100件あれば100通りの違いがあります。
プロは、部屋の状況だけでなく、そのご家族の生活習慣や性格等も把握して、的確なアドバイスをすることが求められます。
これは、片付けが得意だというだけでは行えないものであり、簡単なことではありません。
■「本物の片付けのプロ」とは……
私が考えている片付けや収納、模様替えのプロとは……

片付けができないことを悩む人たちのお宅に伺い、
片付けや収納、家具の配置など、どこにどうすれば使いやすくなるのか……
どうすればそこで暮らす家族の生活が豊かなものになるのか……

それに対して的確なアドバイスをし、実現できる実力がある人材だと考えています。
それができてはじめて、「本物の片付けのプロ」と言えるのです。

また、片付けに対しての考え方も重要なポイントです。

お客様のお宅に伺った時に、一番大切なことはなんだと思いますか?
収納の技を教えることでしょうか?
一番大切なこと、それは「気配り」です。
「お客様が何を求めているか」「お客様の夢」を叶える為に何が足りないか……
そして、「お客様にどのようなアドバイスが必要か」……
これはお一人お一人違います。
■「本物の片付けのプロ」を育成。
当協会は、「本物の片付けのプロ」の育成を目指しています。

片付けで困っている方のお宅に伺い、一緒に片付けをして、お客様に喜んでいただきたい……
このような気持ちをお持ちの方と一緒に活動していきたいと思っています。

全国には、片付け方がわからなくて困っている方はたくさんいらっしゃいます。
ご高齢で困っている方もいらっしゃいます。

その様なお悩みを抱えた方々のお宅にお片付けのアドバイザーが伺って、一人でも多くの方のお宅を スッキリさせることができたら、それはとても素晴らしいことだと思うのです。

片付けが大好き!悩んでいる方のお宅に伺い、お手伝いしたい!
この気持ちが大事です。

私が受講生の皆様に申し上げたいことは、「片付けの仕事は楽しんでやるべき」だということです。

今まで長い間、楽しく仕事をさせていただいた、そのお返しという気持ちで、
『一般社団法人 日本美しい暮らしの空間プロデュース協会』を設立しました。

片付けの仕事が楽しくできるよう、私の経験をお伝えできればと思っています。
それが私の目指すゴールです。